終活やることリスト【8分野】|何から始める?順番と年代別の目安・無料ツールで今日進める方法
「終活を始めよう」と思って調べると、遺言・保険・お墓・断捨離……とやることが多すぎて、かえって手が止まる。それがこの分野のいちばんの「あるある」です。結論からお伝えします。終活のやることは8分野に整理でき、全部を一度にやる必要はありません。迷ったら②エンディングノート → ①財産目録 → ④遺言書の順に進めれば、家族の負担を最も効率よく減らせます。
終活やることリスト:8分野の全体地図
① 情報の整理(土台)
財産の一覧(財産目録ツール):預貯金・不動産・保険・借金も。相続のすべての土台です。連絡先リスト・かかりつけ医・服薬情報・ネット口座やサブスクのID一覧(デジタル終活)も整理しておきます。
② 気持ちの整理(最初の1歩に最適)
エンディングノート:法的効力はない自由帳だからこそ、いちばん始めやすい項目です。書き方はエンディングノートの書き方の記事で解説しています。
③ 医療・介護の希望
延命治療への考え(尊厳死宣言書)、介護は在宅か施設か、費用に充ててよい資産を整理します。
④ 財産の行き先
遺言書:ノートに書いても法的効力はありません。行き先の確定は遺言で(自筆証書遺言の書き方。保管制度3,900円とセットで)行います。
⑤ 認知症への備え(該当する人は最優先)
家族信託・任意後見:凍結して困る財産(自宅・まとまった預金)がある方は、実は④より急ぎます。判断能力があるうちしか契約できないためです(認知症で親の口座が凍結される?の記事参照)。
⑥ 死後の事務
葬儀・お墓の希望、頼れる家族がいない方は死後事務委任契約を検討してください(死後事務委任契約とはの記事参照)。
⑦ モノの整理
生前整理は「全部捨てる」ではなく重要書類と貴重品の所在を分かるようにすることから。デジタル遺品(スマホ・写真・アカウント)の方針も決めておきます。
⑧ 家族と共有する(仕上げ)
書いたものの保管場所を1人以上に伝える。年1回の家族会議で更新。ここまでやって終活は「機能」します。
何から始める?――推奨の順番と理由
- エンディングノート(②):心理的ハードルが最も低く、書くうちに「決めるべきこと」が見えてきます。
- 財産目録(①):ノートで見えた財産情報を一覧化します。相続税がかかるかの判定もここでできます。
- 遺言書(④):目録があれば遺言の下書きは一気に進みます。ここまでで終活の背骨は完成です。
- 該当する人は家族信託・任意後見(⑤)へ。おひとりさまは死後事務委任(⑥)を前倒しで検討してください。
年代別の目安
| 年代 | 重点 |
|---|---|
| 50代 | ①情報整理と②ノートから。親の終活と自分の終活を同時に考え始める時期 |
| 60代 | ④遺言書まで完成させる。退職金・相続で財産が動く時期こそ書きどき |
| 70代〜 | ⑤認知症への備えを最優先で判断。⑥死後の事務・⑧共有まで仕上げる |
大切な考え方:終活は「死の準備」ではなく「残りの人生を安心して使うための整理」です。1項目でも進めば家族の負担は確実に減ります。完璧を目指さず、今日15分だけ、ノートの連絡先ページから始めてください。
背骨から、無料でつくる
この記事の8分野は、当サイトの無料ツール群(エンディングノート/財産目録/遺言書/家族信託・任意後見・死後事務委任の各契約書/尊厳死宣言書)ですべてカバーできます。無料でご利用いただけます。まずノートの1ページから。
よくある質問(FAQ)
全部やるのにどれくらいかかりますか?
背骨(ノート→目録→遺言の下書き)は、無料ツールを使えば合計2〜3時間で形になります。清書・保管・家族会議を含めても1〜2か月あれば十分です。
お金はどのくらいかかりますか?
書類の下書きはすべて無料ツールで可能です。実費は遺言の法務局保管3,900円程度から。家族信託・公正証書化まで進む場合の費用は関連記事をご覧ください。
途中で状況が変わったら?
すべて書き直せます。年1回の見直し日(誕生日など)を決めるのが継続のコツです。遺言は新しい日付のものが優先されます。
まとめ
- 終活は8分野。全部一度にやらず、ノート→目録→遺言の順で背骨から
- 凍結リスクがある人は家族信託・任意後見を前倒し(時間制限がある唯一の項目)
- 書いたら保管場所を家族に共有。年1回更新で「生きた終活」に
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この記事の監修
ゾウゾクグループ
長年にわたり相続分野で積み重ねてきた経験を活かし、zouzoku(ゾウゾク)を運営しています。相続・家族信託・終活に関する書類作成ツールと解説記事を提供しています。